2024年3月11日(月)、令和6年度(2024年度)大阪府公立高等学校入学者選抜のうち、一般入学者選抜の学力検査が実施されました。

学校全体の志願者数が2万1,612人、競争率は1.03倍となった。
3月6日の出願締切時点(2024年3月7日発表)で、単位制を除く全日制普通科(専門学科併置校を含む)は募集人員2万884人に対して、学校全体の志願者数が2万1,612人、競争率は1.03倍となった。

C問題

昨年度よりやや難化。
昨年度と同様、筆記の大問数は6問、小問数は26問であった。配点の変更もなかった。

大問1では、例年出題されている後置修飾、仮定法、間接疑問などの文法理解が求められる問題が出題されたが、仮定法と後置修飾を組み合わせる問題が出題されるなど難しくなった。

大問2は、信頼できるメディアに関するアンケート調査結果の文章や表から情報を読み取らせる問題で、英文・設問ともに平易なものであった。

大問3~5は、出題傾向に大きな変更はなかったが、後置修飾が多く含まれていたため、速読ができるかできないかによって点数に大きな差がつく問題であった。

大問6の課題英作文は、目標を達成するために重要なことについての自分の意見とその具体例として経験したことを論理的にまとめて記述するものであり、比較的書きやすいものであった。

リスニング出題内容に関しては、Part Aは 2人の対話を聞いてその内容についての質問に答える問題、Part Bはあるラジオ番組の一部を聞いてその内容についての質問に答える問題、Part Cは与えられた英文を30秒で読み、その内容についての対話を聞き、6分間で両者の意見を英語でまとめる問題であった。

B問題

昨年度よりやや難化。
筆記の大問数は昨年度と同様2問であった。
課題英作文も昨年度と同様大問2[I]スピーチ文を受けた会話内容として大問2に含まれていた。

小問数も昨年度と同じくリスニングを含め29問であった。

大問1は、高校生、留学生、教員の3人が、自転車道について交わした会話文であった。

大問2[I]スピーチ文は、本多静六についてのスピーチ原稿を題材にしたものであった。

大問2[II]課題英作文は、状況に応じた適切な表現を用いて必要なことがらを表現し伝える力を問う問題であった。

例年通り、指示内容の抜き出し問題、部分英訳問題、並べかえ問題、長文全体内容理解を問う内容一致選択や英問英答問題が出題された。

仮定法と比較級、原形不定詞と間接疑問の融合問題が出されたことにより難易度が上がった。

リスニングに関しては、放送文の複数箇所を総合して答えを選ぶものが出題され、やや難しくなった。